毎日手書きで日替わりメニューを更新してるんだが…
なるべくわかる範囲で産地表示をするようにしてる。

一昔前はね…
この魚どこで獲れたヤツ？って訊くと…
あぁ？海だよっ！ってぶっきらぼうな魚屋さんもいたけど…
今は食品トレーサビリティなんて言葉が使われるようになって…
魚屋さんも親切に産地を調べてくれるようになった。

まぁお客さんに対する安心感っていうのもあるんだけど…

メニューに地名を書きこんだらその場所を地図で確認して…
あぁなるほどこんな地形の海岸線なのか…
へぇ～こんなに山深い所で生産されてるのか…
そんな感じで食材の成り立ちを想像してる。

するとね…
その土地の人々の暮らしぶりや営みが見えてくるようで…
そこへ行った事もないのに行ったような気分になるから面白い。

地酒も同様で…
水と米と蔵の相関を探ってみるとこれがなかなか興味深い。
高品質な米を作る地域は食用米と酒米で異なってて…
地元米にこだわった蔵もあれば、他県から輸入してる蔵もある。
酒銘柄の由来なんかも歴史や時代を遡るようで面白い。

商売柄、のんびりと旅行なんて暫くは行けそうにないけど…
土地に根付いた食材と地酒で少しは旅をした気分になれる。

ってことで…

新着の隠し酒はまだ行った事も飲んだ事もない和歌山の酒。

紀風 純米吟醸 （たぶん紀州の風ってことなんだと思う）

今日の日替わりはこちら