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たちかわ散歩

子どもの夢をかたちにする「ウドラ夢たち基金」

大人が想像できないような“子どもたちの夢の創造”をお手伝いするプロジェクト

ウドラの秘密基地

「ウドラ」の秘密基地?!

立川うどが突然変異し誕生したという、立川市公認なりそこねキャラクターの怪獣「ウドラ」のことは皆さんご存知だと思いますが、その「ウドラ」に秘密基地があるのを知っていましたか?

ウドラ夢たち基金 代表・清水 浩代さん

現在、国営昭和記念公園・花みどり文化センターに設置されているのが、その“秘密基地”。市民団体「ウドラ夢たち基金」によって寄贈されたものです。ここでは子どもたちが本を読んだり、塗り絵をしたり、自由に遊ぶことができます。


※新型コロナウイルス感染症対策として、塗り絵等一部ご利用ができないことがございます。


塗り絵

本や絵本

ウドラ夢たち基金とは?

2005年に立川市の子どものための総合計画「夢育て・たちかわ・子ども21プラン」が策定され、市民団体「夢たち応援団」が活動をしてきました。それを引き継ぐかたちで、立川市内の子どもたちが夢をかたちにするプロジェクトを資金面などで支援する為に、2018年に設立されたのが「ウドラ夢たち基金」です。

基金で支援する“子どもたちの夢”は、立川市内の小学校等を通して募集します。集まった“夢”は書類選考で数点に絞られ、「おとなとこどものはなしあいin市議会議場」という場で、子どもたちは基金のメンバーや有識者を前にプレゼンテーションを行います。そこで大人たちが「基金で支援するのにふさわしい」と納得したものが実際のプロジェクトとして始動します。


この基金の代表を務めるフィギュア・プラモデルメーカーとして有名な壽屋(コトブキヤ)の副社長・清水 浩代さんに色々聞いてみました。

基金を設立したきっかけは?

コトブキヤって昔は町の模型屋で、お店に来る子どもたちを見ていると、立川という所は創造意欲が溢れた子が多いなとずっと感じていました。それともうひとつ、2016年にコトブキヤの本社ビルをサンサンロード沿いに新しく建てた頃から、もう少し地元に根付いた企業にならなければいけないなという思いがありました。その2つの考えからこの活動は内容も面白いし地元貢献ができるのではないかと思い、代表を引き受けることにしました。最初は立川市の方々とのパイプが無く大変だったんですけど、今はこうやっていろんな活動ができるようになってきました。


こどもとおとなのはなしあい in 市議会議場

とくに記憶に残るプロジェクトはなんですか?

「富士山ホタルモノレール」プロジェクトの時はなかなか大変でした。夢を提案した子どもたちが大人たちを前にプレゼンを行う「こどもとおとなのはなしあい in 市議会議場」というのがあります。そこで六小の4年生が「全国に3人しかいない銭湯絵師さんのことを多摩モノレールを使って広めたい」と提案したのですが、途中から銭湯の良さも伝えたいとか、富士山が見えることも知らせたいよねとか、最後にはホタルの勉強をしたのでそれも入れたいということになってしまいました。

あまりにプランが散漫になってしまったので、もう一回企画をよく練ってきてくださいということになり、子どもたちは、みんな凄くがっかりして帰っていくことになりました。


しかし次の会議の時には、大人たちを前に寸劇みたいなのを交えながら一所懸命にプレゼンを行い、「富士山ホタルモノレール」という内容で企画が決まりました。

子どもたちが作ったポスター

出来上がってきたポスターを見て驚いたのは、銭湯絵師さんが描いてくれた綺麗な富士山に「ホッと銭湯、キ~ンと牛乳。」というキャッチコピー。大人たちでは、絶対思いつかないような素敵なキャッチコピーだったんで、子どもたちの発想に感心しました。

お披露目会

お披露目会

このポスターが多摩モノレールに掲出されて、六小ではその「お披露目会」が開かれました。いろんな芸を披露したり、携わった人達へのお礼の手紙を読んでくれたりとか、最後はみんなで「いい湯だな、バババン♪」と一緒に踊って大いに盛り上がり、苦労した分、記憶に残るプロジェクトになりました。


これまでやってきて一番心に残ったのは、子ども達が自分たちの手で夢を掴んでいこうという熱意を肌で感じられたことです。

活動を続けていくのに大事なことは?


子どもたちの喜ぶ姿をみていると、この基金を末永く続けていきたいと考えています。地元の企業や個人の方からの継続した募金が、活動を続けていく上で欠かせません。その為には、もっと多くの方に知ってもらい、考えに賛同いただいて、ご協力をお願いしていきたいと考えています。


ウドラ夢たち基金は、小学生の時に苦労しながらも夢が実現できたという体験を元に、子ども達が成長していく中で、“やればできるんだ”というマインドが育っていく、きっかけを作れるよう活動しています。

取材を終えて


小さい頃、「こんな事をやりたいとか、あんな事ができたら良いのに」と誰しも思った経験があると思います。いろんな人たちと一緒に協力しながらひとつのものを作りあげていく。時には大人の力を借り、資金の援助も受けながら完成させる。そうして夢が実現できた時、子どもたちの心に宿った成功体験は、成長していく中で大きな力になると思いました。

この活動がもっと大きく、そして長く続いていけるよう、私たちも応援していきたいです。

これまでおこなってきたプロジェクト



■2018年6月「うえきッズ」環境フェア2018に出展

立川は植木でも有名な事をもっとアピールしたいと、小学6年生のグループが「環境フェア」に出展。植木農家を取材してパンフレットを作ったり、環境へのメッセージカードを飾るなどして、植木と環境をアピールしました。


■2018年6月「ラビットプロジェクト」

六小の5年生が学校にウサギを迎えたいという夢を提案。地域の大人の協力を得ながら、小屋を準備し、3匹のウサギを無事迎えることができました。


■2018年7月「ボルダリング体験会」

幸小と四小の5年生がオリンピック競技を体験したいという夢を提案。泉市民体育館で子どもだけの体験会を開催しました。


■2018年11月「子どもの権利を知ってもらう為のクリアファイル制作」

中学生と高校生の5人のチーム「シーキューブ」が、子どもの権利を広める為にクリアファイルを作りたいという夢を提案。デザインの苦労や著作権の勉強などもしながら完成。1万枚を作り、立川市すべての小中学校に配布されました。


■2018年12月「富士山ホタルモノレール」

六小の4年生が銭湯絵師が描いた富士山の絵を使い、多摩モノレールで銭湯のPRをしたいと提案。内容が散漫な為一旦保留されるなど、苦労しながらも銭湯をPRする展示が実現しました。

昨年8月には、ウドラの秘密基地を作るイベントも開催


■2019年8月「夢をみつける遠足vol.1夏休み!ウドラと秘密基地を作ろう!!」

立川市内の工房kitoriに、小学生とお父さんお母さん22人が集まり、みんなで力を合わせて完成させました。

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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