「ボクは酒を飲まないから酒類提供禁止なんてどうでもいいんですよ。」って…
あの御用政治評論家があっちこっちのテレビ番組でニヤけながらほざいてる。
神経逆撫でというか、傷口に塩を擦り込むというか…
酒米を作る生産農家や酒蔵や酒販店や飲食店の心情なんて何も理解してないんだな。
少なくとも公共の電波に言葉を乗せる立場の人間はこんなことを言っちゃならない。
まぁ年寄りの戯言だと思うようにして沸騰してる頭を冷やす努力はしてるんだけど…
もし目の前にデスノートがあったら躊躇なくあのジジイの名前書くだろうな…(笑)

酒を飲まない人と飲む人。
コロナ特需に沸く人とコロナ不況に苛まれる人。
五輪を祭り（政り）に仕立てようとする人と生存権と自由を抑圧される人。
斯くの如くコロナは人の心に分断と対立の距離を築いた。

そんな先週末…
常連のM君が当店でお買い上げの浴衣を着て来てくれた。
お連れの友人にも着物を勧めてくれている。

「オニイサン、ミルダケタダヨ！」って、海外に行ったことがある人ならたぶん経験があるだろう。
うっかりこの言葉に乗って裏路地に連れ込まれるとそこにあるのは偽物の腕時計とか✕✕✕とか…
まぁヤバイものを売る時の常套句なんだけど…

それでも「見るだけならタダなんだからさぁ！」って…
この古臭くて怪しい昭和のセールストークで購買意欲を誘う。
M君の浴衣姿がこっちにとって都合のいいサクラ（これも昭和の手法だな…）を演じてくれている。

すると…
このやり取りを見ていた他のお客さんも興味を持ってくれて…
んじゃ俺も！アタシも！って隣隣に伝播して（これも昭和っぽいね）…

で…

こうなりましたとさ。(^O^)

現下じゃ少々キワドイ写真になってるけど…
着物で紡がれたせっかくの御縁に一瞬だけの記念写真ってことで御目こぼしを！

こうして着物を着れば同じ日本人同士の心が通う。
コロナに打ち勝つのを期待するのは五輪やワクチンなんかじゃない。
分断と対立の距離が埋まってこそコロナに打ち勝ったことになるんじゃないかな？

和服は和を紡ぐ…和を以て貴しとなす！

今日も15時からやってるよ！