この映画は、新中国建設の主導権をめぐって、毛沢東率いる中国共産党の人民解放軍と、蒋介石率いる国民党軍が繰り広げた内戦での真実の出来事をもとに作られた。
グー・ズーティ連隊長率いる人民解放軍中原野戦軍第2師139団3営第9連隊は、准海戦役で最前線に送られ「撤退のラッパが鳴らされるまで、旧炭鉱を死守せよ」という指令を受ける。

国民党軍の前に終始劣勢の第9連隊。部下の1人から「ラッパの音を聞いた」という報告を受けるものの、確信をもてないグー連隊長は部下たちに突撃を命じ、結果として自分を除く47名の部下全員が命を落としてしまう。この日を境に「あのときラッパが鳴っていたのではないか?」と、部下を死なせてしまったことに責任を感じる、グー連隊長の辛く厳しい日々が始まる。戦死した兵士が「烈士」として賞賛されるのに対し、第9連隊の部下たちは失踪扱いをされていたのだ。仲間たちの名誉を取り戻すために、遺体を並べておいた炭坑で仲間たちを見つけようと、グー連隊長は必死で石炭くずの土を掘り続ける。やがてラッパ卒だったリアンズと再開し、彼はことの真相を知る。果たしてラッパは鳴っていたのだろうか…。