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立川の地域情報サイト「まいぷれ」立川市

Cute Movies

感染 / 予言

監督:鶴田法男

【感染】

佐藤浩市、高嶋政伸、佐野史郎、南果歩、と豪華なキャストが揃う病院は個人的には魅力。でも、実際にこんな病院があったら・・・って考えるとホントに怖いです。

映画は最初から最後まで病院の中。それもほとんどがその夜に起こった出来事だけ。

者は後を絶たないが、経営難のために医師の給料は支払われず、薬や備品も不足しているような古びた病院。人手不足のため疲労が究極になり、ふとしたことか
ら医療事故が起こってしまう・・・。実際にはこんな病院もあるんじゃないかと思わせる医療現場を垣間見た気分になり、これじゃ事故が起こっても仕方ないん
じゃないかって思わせられてしまう。(実際にあっちゃいけないことですけどね)

医療事故が発端となり、いろいろな事態が次々に起こってく
るわけですが、これがまた最悪の方向へ進んでいくという展開。運ばれてきた謎の感染患者は、身体が緑色に溶けていた。筋肉も溶けて動けないはずのその患者
が突然消えてしまい、その病原体は次々に病院の中で広がっていく・・・

主人公の秋葉医師(佐藤浩市)が魅力的。いつも冷静なはずの彼がどんどん追い込まれていくところが見ていてドキドキする。淡々と仕事をする婦長(南果歩)も冷たそうだけどけっこういい!どんどん狂ってくるところなんてぞっとします。
で、結局最後はどうなの???最後まで見ても、なんだか不可解なところがたくさん残る作品でした。いまだに考えてるけどわからない・・・

きつねのお面の子どもは、いったいどういう意味があったんだろうなあ?

【予言】

この作品の原作は、私と同年代の人なら知っている、漫画家つのだじろうさんの「恐怖新聞」。明日起こる事故や事件の新聞が、突然夜中にどこからか舞い込んでくる・・・っていうあれです。

大学に勤める里見(三上博史)が、電話ボックスで見た古びた新聞、そこには彼の娘奈々の事故死を伝える記事があった。その瞬間、大型トラックが里見の車に激突する。車の中には奈々が・・・
新聞に事故の予言が載っていたことを信じない妻(酒井法子)と別れて3年、高校教師となった里見にまたあの新聞が届く。未来の事件・事故を予言する「恐怖新聞」とはいったい何なのか。そしてその記事を変えてしまったらいったいどうなるのか。

お化けや幽霊が出てくるわけでもなく、グロいシーンがでてくるわけでもないけど、なんていうか、ずっとほのかな怖さがあるんです。うまく言えないけど、雨が降りそうで降らない暗い曇りが続く感じ。。。の映画です(ほんとにうまく言えてないですネ)
何が怖いって、精神病院の鉄格子の中でずりっずりっと足元にはいずってくる、あのおじいさん(らしきもの)が怖かった。夢に出そう・・・
この映画の中に、ホントに心霊現象が起こったというのも話題になってましたね。酒井法子が三上博史のアパートに車で乗り付けるシーンで、火の玉みたいなものが見えるとか見えないとか?私は見逃しちゃいましたけど、これから見る人は要チェックですよ!

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2本立ての映画は、気合を入れて観るようにしましょう。
飲み物食べ物は用意したほうがいいかも・・・

text by...  たるぴ

2004/10/06