まいぷれ西条編集部ニュース
2023年12月7日(木)西条市社会福祉協議会で寄付物資の贈呈式がありました。寄付は、地元・西条高校の生徒たちといしだ鍼灸整骨院の院長・石田さんから行なわれました。
2023年12月7日(木)西条市社会福祉協議会で「西条高校の生徒さん」と「いしだ鍼灸整骨院さん」が共同して、感染症対策用のアルコール消毒液や子ども食堂へのサポートに米100kgを寄付する贈呈式が行なわれました。
贈呈式には、西条高校3年生の國田知里さん、伊藤葵さん、いしだ鍼灸整骨院の石田将太郎院長らが出席し、西条市社会福祉協議会の木藤会長へ寄付物資一式と目録が手渡されました。
今後、アルコール消毒液は介護関連施設等へ、お米100kgは各子ども食堂へ分配されるとのことです。
西条高校は、文部科学省によるSSH(スーパーサイエンスハイスクール)指定校に選ばれています(※令和5年度時点)。そうした取り組みの一環で、西条高校では3年生の選択授業の中で「地域活動に関する授業」が実施されているそうです。
特に地域経済に興味のある生徒さんが受講しており、校外からさまざまなゲスト講師を招いて、地域の課題や、実際に地域活動をしている方のお話を聞き、自分たちの住む地域への関心を深める内容となっています。
2023年10月12日、いしだ鍼灸整骨院の石田院長が授業のゲスト講師として教壇に立ちました。
石田院長からは「地域活動には、活動 → 情報発信 → 影響(広がり)をもって『循環』させることが大切」といった内容を中心に、実際にいしだ鍼灸整骨院が2021年の開業当時から行っている寄付活動の内容やその方法、活動への想いなどのお話があったそうです。
石田院長によると西条高校の生徒さんたちは皆さんまじめで真剣に話を聞き、地域に関する課題についてもさまざまな意見を出してくれたそうです。
そんな中、生徒さんたちに実施したアンケートを読んでいると「地域を良くしたい想いはあるが、いざ活動をするとなるとハードルの高さを感じる」といった意見が多くあることに気づいたそうです。
「行政に関係しなければできないのではないか?」
「ボランティア団体等に所属する必要があるのではないか?」
そういった理由から活動の一歩目が踏み出せずにいる高校生たちのサポーターとなり、地域貢献活動を身近なものと感じてもらうため、いしだ鍼灸整骨院と西条高校生がコラボする形で、今回の寄付活動が立ち上がりました。
日頃から社会福祉協議会の事業にご理解いただきありがとうございます。
お米100kg、アルコール消毒液をご寄贈いただきありがとうございます。
高校生が地域福祉活動に関心を持ち、行動に移されたことは大変素晴らしく、心より感謝と敬意を表します。お米は、各子ども食堂へ配布。アルコール消毒液は、介護事業所で活用させていただきます。
10月に西条高校の選択授業で講話させていただいたご縁で共に活動することになりました。
地域の役に立ちたいとは思っているけど、なかなか第一歩目が踏み出せない生徒のサポーターとして、地域貢献活動を身近なものと思ってもらうため、活動の架け橋になれたらと。
いしだ鍼灸整骨院では、開院当初より1年に3~4回のスケジュールでCSR活動の一環として、米や消毒液の寄贈を行っていました。
当院はコロナ禍の2021年に開業し、大変な中でしたが、地域の方々や地元商店さんに助けてもらいました。その時の恩を自分にできる形で少しずつ返していきたいと思っています。
活動が広がっていくことが地域が元気になるきっかけに繋がると思います。みんなが思いやりを持って住める街にしていきたいです。
地域貢献活動は「大人になってから」「行政と繋がってから」と思ってる方もいるかもしれませんが、今、高校生の時期からでもできることはあるーーそのことを実感してもらえていればと思います。
将来的には西条に戻ってきて地域貢献していきたいと思っています。実際に活動に携わることで1つのヒントを得られました。
今回は「福祉×地域活性化」がテーマでしたが、実際に活動をしてみることで学生でも関心を持ち(地域の課題を)自分事としてとらえる大きな一歩になったと思います。
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。
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