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Cute Movies

ブリジッド・ジョーンズの日記

監督:シャロン・マグアイア

世の独身OLが気になってしまう映画、“ブリジット・ジョーンズの日記”を私も観てきました。
出版社に勤務する32歳の独身OL、ブリジット・ジョーンズ(レニー・ゼルウィガー)は、
今年もまたシングルで新年を迎えた。
実家で開かれる新年のホームパーティでは、
いつまでも結婚の見込みのない娘を心配する母親に、
バツイチでカタブツのサエない弁護士マーク・ダーシー(コリン・ファース)を
モノにするようにけしかけられ、最悪の新年をスタートさせた。

ロンドンのアパートに戻ったブリジットは、新年の決意を固める。
○日記をつける
○タバコとお酒と体重を減らす
○良識ある恋人を見つける

会社の上司ダニエル・クリーヴァー(ヒュー・グラント)への過剰な関心を捨てて、
クールに振舞うことも、もちろん新年の決意の1つではあったのだが、
ミニスカートやシースルーブラウスで出勤してきたり、
会社主催のパーティでトンマなスピーチをしたりと、イイ女からは程遠いブリジット。

まもなく誕生日が来て33歳に。
そこからの1年間、彼女の決意は何度も破られて
ヤケ酒にヤケ食いを繰り返してはまた反省・・・・の日々。
ダニエルにアソばれちゃって傷心したり、マークとのすれ違いがあったり、
転職して新しい仕事で大失敗したりの毎日に、幸せはくるのでしょうか・・・・?!

32歳独身OLの私としては、無視できない映画でした。
ブリジットは可愛かったです。
この映画のキーワードは「ありのままの私」。
ありのままの自分をさらけ出して、頑張って幸せに向かって努力すれば、
きっといいことある、かも。

でもね、
この国の雇用問題と国際情勢が、
いつまでたっても緊張状態から抜け出せないご時世に、
彼女のおポンチぶりはあまりにも非現実な気がする32歳の私。

会社辞めたいけど このクソ不況じゃ、そうあっさり会社も辞められないし。
激務に疲れてヘトヘトな毎日を過ごしていると、
いま急に王子様があらわれても、対応する余力がないのよ・・・。
転職するとしても、次の仕事をさがす前に 1回失業保険もらいながら
ゆっくり休まないと、私が壊れてしまうわ。
・・・・・と日々、会社での同僚たちとの会話はこんな調子です。
白馬に乗った王子様とは、「君はもう働かなくてもいいんだよ」と言ってくれる、
定収入が確実な健康な独身男性の事なのでした。

あ、スイマセン。つい、私的なことを・・・。

レニー・ゼルウィガーが来日した時のインタビューでは、
ブリジットとの共通点として、自分なりの生き方を模索したり、
常に向上心を持っていること、周囲に貢献できるようになりたいと
思っていることなどをあげていました。
これって、世の女性のほとんどが思っていることと同じじゃないかな?
だから、この映画がイギリスでも日本でも大ヒットしているのでしょうね。

ぽっちゃり体型のブリジットが、ありのままの自分に一生懸命な姿が、
とぉ~っても可愛い女性に思える映画でした。
男性にも観て欲しい映画です。
きっと、あなたの会社にいるデキるキャリア女性だって、
一歩会社を出れば完璧じゃないし、自分達と変わらないって事がわかって、
親近感わくと思いますよ。

ま、別の観かたとして、ハッピーエンドの結末に
「ダイエット無用」っていうのも、ありだとおもいます。

私も幸せになりたいっす。

text by...  ris

2001/08/30