たちかわ散歩
早春の少しあたたかい陽気に誘われて
国営昭和記念公園にお散歩!
行ってみると、みどりの文化ゾーンで防災について学べるイベントが開催されていました。
東日本大震災から3年を迎えようとしていた3月8日(土)、9日(日)に開かれていたのは
「2014そなえパークの日」。
家族みんなで、地域みんなで防災について考えてみようということで、
広域避難場所に指定されている国営昭和記念公園が主催で、
東日本大震災で大活躍していた、陸上自衛隊、東京消防庁、警視庁の方々の協力 のもと、催しを行っていました。
ハイパーレスキューの救助を目的とした特殊車両や自衛隊の高機動車の展示、防災シミュレーションゲーム、ずきんちゃんクイズラリー、紙食器折り体験のほか、東日本大震災での人命救助やがれき撤去の様子を写した貴重な写真のパネル展示もありました。
さらに、ハイパーレスキュー隊が所有している人命救助のための装備も紹介されていました。そして数々の災害現場で活動してきたハイテク装備のデモンストレーションが行われました。その装備というと…。
●レスキュースキャン【左上】…地震等の災害で下敷きや生埋めになった生存者を探索するための電磁波探査レーダー。
●地中音響探査機【右上】…瓦礫などで生埋めとなっている生存者から発している音および振動を感知して位置を特定する。
●ビデオスコープ【左下】…土砂崩れや倒壊家屋等の人が近づけない場所で、ファイバースコープを使って探索を行う。
●二酸化炭素探知機【右下】…倒壊家屋等で生き埋めとなった生存者が呼吸している二酸化炭素を察知する。
めったに見ることができない、高度な救助器材。出番がないことを祈りつつ、大人も子供も興味津々でデモンストレーションに見入っていました。
東日本大震災から3年が経ち、”風化”ということが言われ始めた今日この頃ですが、その記憶を忘れない為にも。また、いつ起こるか分からない首都直下型地震というものに備えるためにも、良いイベントでした。