まいぷレンジャー!
第36回九都県市合同防災訓練 東京都会場【まいぷれニュース・2015/09/01】
防災の日の9月1日(火)、国営昭和記念公園とサンサンロード周辺で大規模な防災訓練が実施されました。
これは、東京都と立川市が合同で行う訓練と同時に、埼玉県・千葉県・神奈川県・横浜市・川崎市・千葉市・さいたま市・相模原市の9都県市が合同で行った、例年にない大規模な総合防災訓練でした。
首都直下地震で想定される都市型災害に対応するとともに、東日本大震災から得られた課題を踏まえ実施されました。
住民共助による訓練
近くの小学生・中学生・高校生・そして地域の人々が参加しての自主防災の訓練。あいにくの雨にも関わらず、皆さん真剣に訓練をしていました。
消化器での初期消火訓練。
放水砲による消火体験。
担架を使った搬送訓練。
AEDを使用しての救命訓練。
特殊車両展示
防災機関が保有している災害対策用の特殊車両の展示もありました。
地震によって水や電気、ガス、電話などが止まり、普段の生活が送れなくなると、こんなにもたくさんの助けが必要なんだと知らされました。
東京消防庁のはしご車。乗車体験もできましたよ。
東京都水道局の緊急隊給水車。水がないと人は生きていけませんからね。
東京消防庁の起震車。地震を体感しておけば、いざという時に役立ちます!
自衛隊の野外炊具1号。温かい食事が提供できますよ。
救出救助・航空機等訓練
市街地での地震被害を想定して、地域住民による自助・共助、そして警察・消防・自衛隊・海外救助隊などによる救出のデモンストレーションも行われました。東京消防庁のヘリコプターによる救助活動などもあり、本番さながらの訓練でした。訓練の後半には、安倍首相も視察に来場しました。
ガレキと放置車両を撤去して道路の復旧訓練。
壊れた家の屋根から生存者を探す訓練。
ビルに取り残されたケガ人をヘリコプターでの救出訓練。
放水車によるビルの消火訓練。
今後30年以内に70%の確率で起こるといわれているマグニチュード(M)7クラスの首都直下地震。
「天災は忘れた頃にやってくる」ではないですが、常日頃忘れないように、こうした訓練はつくづく大事だなと考えさせられました。と同時に自分自身でも防災への備えをしなければいけないと改めて思いました。