作家の倉本聰さんが塾長を務める「富良野自然塾」。空気、水、そして森。地球に大切な事を考えるきっかけとなる体験型環境学習プログラムとして、北海道富良野で始まりました。今では北九州・京都・今治でも開校していて、子供から大人までたくさんの人々が環境について学んでいます。
そして今回、東京校が国営昭和記念公園に開校することとなり、その記者発表会が5月30日（金）に国営昭和記念公園で開かれました。
会場には塾長の倉本聰さんも来るとあって、たくさんの記者や関係者が来場していました。

会見で倉本さんは「環境破壊の元凶である首都・東京で環境の大切さをもっと考えてもらいたいと、永年思っていました。東京の人々の意識を変えていきたい。」と抱負を語っていました。

富良野自然塾東京校では「46億年・地球の道」、「1ｍの地球」、「緑の教室」と「裸足の道」の合計4つのプログラムが用意されていて、大切な地球の事を体験しながら学べるようになっています。
会見終了後に、実際にプログラムを体験学習しましたので一部を紹介します。

46億年の地球の歴史を460ｍの距離に置き換え実際に歩きながら、地球の歴史の長さの中で、人類が誕生してから今までが、いかに短い時間であるかを体感できるプログラムです。
スタート地点は誕生したばかりの地球が赤いマグマに覆われていることを表現しています。
この地球の誕生から、過去に起こった地球温暖化、全球凍結、生命の誕生と進化、石炭や石油の蓄積などのオブジェがその歴史の長さに合わせて道に設置されています。そこを富良野で研修・訓練を受けたインストラクターが想像力を掻き立てるように説明してくます。
人類誕生からの短い時間の中で人類がおかしてしまった環境破壊について学ぶことができます。

地球を1ｍの大きさにしたオブジェを見ながら、地球の構造やその比率、海のことや陸地のこと、中でも激しいスピードで消滅しつつある熱帯雨林の現状など環境問題の基本である地球について学ぶプログラムです。さらに地球の程よい大きさと太陽までの程よい距離、その偶然が生み出した”奇跡の星”であることを学びます。

「46億年・地球の道」のゴール地点で、インストラクターの小川さんがネイティブアメリカンの言葉を教えてくれました。
「地球は子孫から借りているもの」

現代を生きる私たちは便利でより豊かな生活を享受するため、自然を破壊しながら、限りある資源を使って、経済を発展させてきました。しかしながらそれによる環境破壊や資源の枯渇、地球温暖化、核のゴミ問題など、地球の未来の子孫に大きなツケをまわしてしまっているようです。
今回のプログラムを体験して、子孫に自然豊かなままの地球を返すため、改めて今の生活を見つめ直すことが必要だと感じました。

「富良野自然塾　東京校」ですが、6月中は自治体、教育機関等のモニタリング期間となり、一般公開は7月1日からとなります。
地球環境を考えるきっかけとして学んでみてはいかがでしょう。

《富良野自然塾　東京校》
【対象】小学校4年生以上
【料金】大人1,700円、小人（高校生以下）900円、シルバー（65歳以上）900円
【時間】（1）10：00～12：00　（2）13：30～15：30（所要時間約120分/1日2回実施）
【定員】50名（各回）
【申込】電話による予約制　TEL：042-528-7005（予約は原則として参加の3日前まで）

６月中はモニタリング期間のため一般の方は参加できませんが、「まいぷれ立川」では、一緒に体験学習に参加してくれる小学校４年生以上のお子様とそのご家族の方を、数組募集いたします。
後日、参加したお子様に２００字程度のレポートを提出していただき、当日の写真と合わせて、まいぷれ立川で紹介させていただきます。
モニター参加をご希望の方は、下記の申し込み留意事項をご確認の上、お申込みください。

●申し込み留意事項
≪募集期間≫
2014年6月15日（日）まで

≪体験日付≫
2014年6月21日（土）

≪集合場所≫
国営昭和記念公園総合案内所

≪集合時間≫
13：00
参加者が集まり次第、まいぷれメンバーが引率いたします。
体験学習の時間は約120分です。
※公園入園料については、まいぷれ立川が負担いたします。

≪応募条件≫
・小学校４年生以上のお子様を持つご家族（２名～５名程度）を対象とさせていただきます。
※小学校３年生以下のお子様は同行できませんのでご注意ください。
・１週間後、体験したお子様に２００字程度のレポートを提出していただきます。
・レポートと合わせ体験している様子を撮影させて頂き、まいぷれ立川で公開いたしますので
　写真の公開についてご了承いただける方のみご応募ください。
・応募数が多数となった場合は、選考のうえ決定させていただきます。